【オーストラリアのフィットネス文化③】地域密着型!現地の24hジムに入会【レポート】
横浜反町パーソナルジムBANANA FITNESSのバナナ伊藤です。2023年2月にオーストラリアのゴールドコーストへ旅行してきました。
せっかく海外に行くのだから、オーストラリアのフィットネスを肌で感じたい!という気持ちがあり、現地の地域密着型24hジム「グローブヘルスクラブ」に1week会員で入会しました。
グローブヘルスクラブで素敵な出会いがありました。現地で活躍するインストラクターMAYUMIさんとご飯をご一緒させていただき、オーストラリアのフィットネス情報をたくさん教えて貰いました。
オージーに混ざって、ゴールドコーストのワーナーブラザーズ遊園地「ムービーワールド」で買ったお気に入りのニワトリTシャツを着てワークアウト。なんだかバルクアップした気がします笑。
今回のブログはテーマは2つ。1つ目は、実際に聞いた情報をもとに作成したオーストラリアと日本のフィットネスを比較した記事。2つ目は、グローブヘルスクラブのレポート記事。海外フィットネスに興味がある方の参考になればと思います。
オーストラリアと日本の比較
【目次】
- フィットネス参加率3〜4倍
- パーソナルトレーナーになるには?
- 平均年収480〜770万
フィットネス参加率3〜4倍
フィットネス参加率をみると、日本3〜4%・オーストラリア15%と3〜4倍の差があります。このデータは、100人中何人フィットネス習慣があるのかを示しており、日本は100人中3〜4人・オーストラリア100人中15人となります。
この差を個人的に分析すると、オーストラリアは「健康&美容の一環としてやっている人が多い」「全体的にジム会費が安い」「ニーズ合わせた通いやすいジム環境(早朝営業・小さな子供と一緒に通える・1週間会員の設置など)」が要因として挙げられます。
パーソナルトレーナーになるには?
日本は、大手フィットネスクラブとパーソナルジムで大きく異なります。大手フィットネスクラブで活動するには、基本的に業務委託の契約であり、パーソナル関連の資格+CPR&AED保有が必須条件となります。
パーソナルジムの場合、社員・業務委託・パートなど雇用形態が多様で無資格でも活動できることが多いです。実際、無資格で活動しているトレーナーが多く、自社で研修やるから良しと考えているところがほとんど。
オーストラリアでパーソナルトレーナーとして活動するには、Certificate4(サティフィケイト4)というパーソナルトレーナー認定資格が必要になります。この資格を取るには、フィットネスインストラクター資格サティフィケイト3を保有していなければなりません。
調べたところ、基本的にサティフィケイト3&4は専門学校へ通って取ります。取得までかかる必要最低の期間18ヶ月(各9ヶ月づつ)、必要最低の目安費用16,200ドル(各80万円前後)になります。難易度は差ほど高くはないそうです。
授業は全て英語なので、一定の英語力がないと入学できません(IELTS5.5レベル※各スコア別5.0以上)。英語ができない場合は、まず語学学校に通うことになるので取得までさらに期間と費用が発生します。
平均年収480〜770万
日本でパーソナルトレーナー社員雇用で働く場合、平均年収330〜400万くらいとされています。日本の平均年収の目安が約440万前後とされているので、社会的には低い職業となります。だから離職率が高いんですよね(涙)。
業務委託のパーソナルトレーナーは、ざっくり売上額の50〜80%が収入になります。僕の感覚では、のんびりマイペースに年収330〜400万、積極的に活動して年収500〜600万くらいの2極化に感じます。単価が高い東京でフル稼働してたり、景気良いジムオーナーはさらに稼いでいますがひと握り。
オーストラリアの場合、「フルタイム(日本で社員に近い)」「パートタイム(日本でアルバイトに近い)」「カジュアル(保証はないけど通常の25%ほど時給高い)」の大きく3つ雇用の形態があります。
オーストラリアのトレーナー時給はとても高く、平均25ドル(日本円で¥2,000以上)〜で、さらに上記の雇用形態や土日祝の出勤(通常時給の1.2〜2.0倍になる)を踏まえて働けばグーンと収入を増やせます。
オーストラリア留学センターの情報によると、オーストラリアのパーソナルトレーナーの80%は社員で働いており、平均年収50,000 ~ $80,000(470万円〜780万円)と記述。有給休暇あり、残業なしでこの額。日本では考えられないですね笑。これを知ったトレーナーは思い切って移住!?
【地域密着型】現地24hジム入会!
ここからは、オーストラリアのゴールドコースト(サウスポート)にあるお世話になったグローブヘルスクラブのレポート記事になります。
グローブヘルスクラブは、「オーストラリアフェア」という大商業施設の中にあります。駐車場があって、筋トレついでに買いものができる理想の環境です。
施設&設備レポート
有酸素運動、サーキット、マシン、スタジオ、フリーウエイト、ストレッチエリアなど各コンセプトに分かれているので、個々の目的に合わせて利用しやすいです。
ジム内めっちゃ広くてビックリ!日本にあるそこら辺のフィットネスクラブや24Hジムと比べると、2〜5倍のスペースがあります。マシン種類も豊富でケーブルもありました。
全面に心地よい感触のクッションフロアが敷かれており、床の損傷と騒音対策バッチリでした。これウチにも欲しいなー!
マシンエリアは全面ガラス窓なので、光が入り明るくて解放的でした。写真だと暗くなっちゃったけどw。
マッチョご用達ハンマーストレングス系もありました。この器具は、解剖学・バイメカに基づいて、筋肉に効かせやすい軌道で動くようになっています。
ストレッチ&コアスペース。メディシンボール、ステップ台、BOSU、チューブなどフィットネスギアが豊富に置いてあります。
デカいケトル。オーストラリアはクロスフィット系、タバタ系のトレーニングが日本よりも人気なので、使う会員さんも多そうです。
デカいアブローラー。実際に使ってみましたが、今まで出会ったアブローラーの中で1番刺激が入りました。単純に車輪が大きい方が安定するからでしょうね。
フリーウエイトエリアは、昼間からトレーニーで賑わっていました。全体的に均整とれたヤングマッチョが多かった印象です。街を歩いていても、オーストラリアに比べて日本は高齢者が多いと感じました。
オーストラリアの重さ単位は、日本と同じ「kg」でした。これはトレーニングの時に助かります。アメリカ、イギリスでは「LB」の表記なので重量設定をうっかり間違えそうです。
こちらはスタジオスケジュール。オーストラリアでも人気があるレスミルズとZUMBA。グローブはZUMBA週6入っています。オーナーさんが、担当イントラMAYUMIさんを「No1!」と大絶賛してました。
ベンチがやりやすい
ベンチ台に足を乗せるステップが設置されていました。足を置く角度まで計算された傾斜つき。とてもベンチがやりやすかったです。
ここまでちゃんとしたステップ台は、筋肉の聖地ゴールドジム、トレーニーに大人気エニタイムですら見かけたことがありません。
僕みたいに背が低くて胸椎・股関節が固くって脚が短い人はw、BP(ベンチプレス)で足をしっかり地面に固定して重心を安定させにくい。
BP初心者の方だと、体幹が安定しないため筋出力が弱くなったり、変なブリッジを作って怪我リスクが高くなります。
オーストラリアは、大きな骨格の方が多いため、その中でわざわざコレをジムに設置しようとするオーナーさんの気配りは凄い!
アイソラテラルプルダウン
世界的に有名なテクノジム社のプルダウン。日本でも導入しているジムは多いので、特別珍しいものでは有りませんが気に入ったので紹介!
アイソラテラル(左右が別々に動く)のプルダウン。広背筋上部、大円筋などとても効かせやすい!やっていて気持ちいい!
アイソラテラルのメリットは、左右の筋肉コントロールや協調性が養われるところ。インナー系に対する刺激が通常のマシンよりグッド!
マニアック胸トレができる
この写真をみて興奮する人は、もう大胸筋マニアです。ゴールドジムならともかく、普通のジムにはまず置いてないやつです。
大胸筋は大きく3つの繊維があり、写真の右側インクラインベンチで大胸筋上部、左側デクラインベンチで大胸筋下部を刺激できます。
パワーリフティングできる!
世界共通ジムのマナー違反として言えるのは、バーベルやダンベルを床に落として、大きな音をバーンとたてること!
重りを落としても床が傷つかない、大きな音を出さないプラットフォームが設置してありました。パワーリフィディングもできちゃう!
グッダイ!オーストラリア!
ゴールドコーストには、フィットネスクラブがたくさんあります。その中で、グローブヘルスクラブを選んで会員になった理由があります。オーストラリアに行く前、予めいくつかのフィットネスクラブをピックアップしてこのようなメールを送りました。
「私は日本からの旅行客で英語を喋れませんが、施設の利用は可能ですか?また日本でパーソナルトレーナーをやっており、オーストラリアのフィットネス文化に興味があります。トレーナーにいくつか質問をしたいのですが可能ですか?」
1通も返信がこない中、唯一グローブヘルスクラブが「私たちが全力でサポートします!安心して来てください!」という内容のメールを送ってくれました。しかもレスポンスがめちゃくちゃ早かった。心強さを感じて、迷わず1週間会員として入会。
そして、グローブヘルスクラブで素晴らしいトレーナー達と出会いました。オーナー(上写真の右)、スタッフ、現地インストラクターMAYUMIさん(上写真の左)。皆さん、常に親切で仕事に対する意識がプロフェッショナル。お忙しい中で時間を裂いて貰い、貴重な話を聞かせていただき感謝しています。
グローブヘルスクラブはジムも最高です。僕は、普段タンクトップやノースリーブを着ないタイプですが、この時は開放的になり、観光丸出しのお得な19ドルのゴールドコーストタンクトップを着てワークアウトをしました笑。
僕が25歳の頃。当時フィットネスクラブの社員をしていたのですが、仕事を辞めて海外でトレーナー活動してみたいと考えていました。実際に留学支援サポート企業を絡めて、オーストラリアを第一候補として進めていましたが色々あって断念。
今回のオーストラリア滞在は、素敵なトレーナー達と出会い、現地の雰囲気を肌で感じて、オーガニック食品や高たんぱく食を食べたり、全てが新鮮で楽しくて夢のようなひと時でした。まるで25歳の夢を叶えた感覚になるほどです。
今回「オーストラリアのフィットネス文化」のコンセプトで3つに分けて記事を書きましたが、自分自身のアウトプットになって学びになりました。もし良かったら3つとも読んでください。
- 【オーストラリアのフィットネス文化①】オーガニック大国のスーパーでみつけた星印
- 【オーストラリアのフィットネス文化2】日本にはない現地プロテイン食品を紹介!
- 【オーストラリアのフィットネス文化③】地域密着型!現地の24hジムに入会【レポート】
グッダイ!オーストラリア最高でした!また必ず行きます!